ある日突然ウツになりました

社会人11年目で突然うつ病になったOLの闘病記

ウツになる人はどんな性格?

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ウツになる人の性格。
世間のイメージは「真面目」「几帳面」「正義感が強い」「責任感がある」とよく聞きますよね。私もそう思ってました。だから自分がウツになることは無いだろうと。


社会人になって、同期が何人かウツ病になり会社を休職する事がありました。その度に「仕事に対してそんな真剣にならなくてもいいのに」「サボれる時はサボればいいのに」と思ってました。決して本人に言う事はないですよ?『頑張れって言っちゃいけない』という認識があったので「話したくなったらいつでも話聞くからね」とか「外に出る事ができるようになったら付き合うよ」とか、そんな言葉をかけていたと思います。


正直、ウツになる人の共通点なんてない。本当に、いつ誰がなってもおかしくないと思います。きっかけなんて人それぞれ。自分に限ってって思っている人たくさんいると思いますけど、今一度思い直していただきたい。貴方もちょっとした事がきっかけでウツ病になる可能性は十分にある。



私はどんな性格だったか。今こうしてブログを書きながら自分で分析してみよう。


小学生の頃は友達大好きで習い事をサボっては遊んでの毎日。漫画を読むたびに「進研ゼミやりたい!」と言って申込してはすぐ辞めて。これ何回やったかな。「やりたい!」って言う度にやらせてくれた親に感謝。公文式も入って辞めてを繰り返した気がします。


中学生の頃は部活。でも顧問の先生が気に入らなくて中2の頃部員10人くらいでボイコットし、そのまま辞めてしまいました。同級生が2人か3人だけ残って大変な思いをしたと思います。親にも「顧問の先生が周りにどんな目で見られると思ってるのよ!」って怒られた記憶があります。知ったこっちゃないんだけどって感じでしたね。今この歳になって、本当に申し訳ない事をしたと思っています。


高校生の頃も部活。あぁ、初めてちゃんとした彼氏ができたのも高校生の頃だったかな。高校になると部活は強制ではないので帰宅部が増え、私は部活に入ったんですけど同学年は2人だけ。高2の頃、3年生が引退して自分たちの代になった時に1年生に厳しい事を言いすぎて全員にボイコットされ、そのまま全員が辞めた。中学の頃と逆。2人じゃできない競技だったため、次の1年生が入ってくるまで練習という練習もできず歯がゆい毎日を過ごしていました。あの頃辞めた子たちにも申し訳ない気持ちでいっぱい。部活をする場を奪ってしまったこと、もっとちゃんとした指導がきっとできたはずなのに。


専門学校進学で地元を離れて一人暮らし。もうハメにハメを外しました。学校サボって友達や彼氏と一日中遊ぶ。実家暮らしじゃ出来ない事ですね。夜中遅くまでバイトをいれたり。そのままバイト仲間とオールでカラオケ。勉強はまともにしてなかったので簡単な試験に何度も落ちました。それでも担任に気に入られる行動は心がけていたので、最後は卒業生代表で卒業証書受け取ったりしたんですよね…何の資格も取れてないのに。


そんなダメ学生だったのにそこそこの大企業に就職。配属された部署が少人数だったので家族のような感じで非常に甘やかされる1年目。その後異動等あるものの、どこにいっても割と可愛がられる存在でした(自分で言うかって感じですけど、本当に)。4年目か5年目の頃、割と大事な役割を担う事になります。その頃から消化器系に異常が出るようになりました。『機能性胃腸障害』と診断されましたが、「あぁ、そう」という感じで特に気にしていませんでした。「私子供の頃から消化器系弱いもんな~」程度で。


「地元帰っちゃおっかなー」程度のノリで今の会社転職。ストレスに弱いとかなら、転職活動中とか転職後の初の挨拶とか、転職してしばらくは緊張しっぱなしで何かあっても消化器系になにかあってもおかしくないと思うんですけど、特に問題はありませんでしたね。ただ2年くらい経って突然「会食恐怖症」に当てはまるような症状ですね、家族とも外食にいけないような状態になってしまったので漢方で治療をして、それは克服できました。自分でもなんでこんなに消化器系が弱いのかサッパリです。職場で何かあった訳ではないので。


こんな感じで、私は【ストレス】というものを生まれてこのかた感じた事がありません。仕事でイヤな事があってもバラエティ番組を観て笑ったり、大好きなアイドルのDVDを観たりすれば自然と幸せな気持ちになってイヤな事は忘れているつもりでした。


そう。「つもり」でした。


機能性胃腸障害と言われた時から何かあったんだと思います。そのまま会食恐怖症にもなってしまって、頻繁に胃腸炎になりましたし。でも「会社で何かあったの?」と聞かれても、本当に何もないんです。いや、何かあるんでしょうね。でも気づかないんです。気づけないんです。こういう人多いと思うんですよね。「私(俺)、ウツとは無縁だから~」みたいな。


【ストレスを感じない】んじゃなくて【ストレスに気付かない】という事は本当に恐ろしい。ストレスを感じない人なんてきっと存在しませんよね。きちんと「これはストレスだ」と認識して、発散させる方法を持っていないとまた逆戻りしてしまうのでは…?


私はバラエティで笑う事、好きなアイドルのDVDを観る事でイヤな事を忘れられると思ってましたけど、そうではなかったようなので、一緒に暮らし始めた両親にグチったり、友人にグチったり、思いっきり泣いたり、色々します!もう会社でイヤな事があったらその場で泣いちゃうからな!くらいの気持ちで復職することにしてますので!



いつどこのだれがなってもおかしくないウツ病。「自分に限って」と思わずに皆さん色々考えていただきたいものです。


さぁ、復職まであと1日。
明日はどうやって過ごそう。




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復職のGOサイン

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ついにきた、「復職できるかどうかを判断する診察日」


『今週はどうでしたかー?』と聞かれ、いつものように答える。嘘偽りなく。
『仕事、できそうかな?自分ではどう思う?』と聞かれ、「たぶん…大丈夫だと思います」と答えると『そう思えるなら大丈夫なんだと思うよ。急に残業残業なんてことしない職場だよね?安定してきてるみたいだし薬をちゃんと飲んで、しっかり食べてしっかり寝て、徐々に戻していきましょう』ということで、復職へのGOサインが出ました。


診察が終わってすぐに社長へ連絡。


「今日は返事もらえないのかと思ってたよ…そうか、本当に良かった。ゆっくり慣らしていきましょう。みんな待ってるからね」


ということで、来週10月29日から復職することになります。
うちの会社には所謂リハビリ勤務や慣らし勤務がありません。もう復職するとなったらフルタイムです。
この5か月間、食べる以外はずっと横になっている生活だったので、8時間座りっぱなしの仕事生活は最初キツイんだろうなと思います。なので先生の言った通り、しっかり食べてしっかり寝て、ちょっとくらい運動もして、体力つけていきたいと思います!


なんて意気込みとは裏腹に熱が出てしまってダウン中なんですけどね…。
身体冷やしたりしてないのに、どこかで風邪をもらってきてしまったかなぁ‥
復職早々休んだりするのは絶対にイヤなので、体調万全に整えます!



ウツのどん底にいた時はネガティブ思考が強く、先の見えない不安を抱えてどんどん闇に吸い込まれていく感覚でしたが、基本的に「なるようになる」と思っているタイプなので症状が軽くなってきた今はポジティブ思考が強いです。先の事なんて誰にも分からないのに考えるだけ無駄じゃない?しかも悪い方に考えるなんてもっと無駄じゃない?的な。


発症当時に作ったTwitterの病みアカウントがあるんですけど、同士をみつけて相互さんになったりしたんですね。自分がネガツイする度に励ましてもらったり、こっちも励ましたり…励ますというか、傷のなめ合いというか「気持ちわかるよ、私も一緒だよ~辛いよ~」みたいな感じです。
でも今症状が落ち着き、落ち込む事ってほぼ無いんですよね。ただ、Twitterのネガツイを見ていると昔に引き戻されそうな…気持ち持ってかれちゃいそうな感じがするので、そのアカウントはたまにしか覗いていません。ネガツイしている人にポジティブな返信するのも何か違う気がするし。正面から受け止められる器も今は持ち合わせていないし‥。
前の記事にで「同じような病気で苦しんでいる人の助けになりたい」とか言っておいてアレなんですけどね笑 それは完全にウツ抜けしたらって話で。



このブログはもっとこう…時系列で細かく記事を書いていこうと思っていましたが、もうすでに現在の話になってしまいましたね。発症から1週間、1か月、2か月、とかって書いていきたかったんですけど、難しいもんですね。


でも、闘病記ですから、来週から復職して…ブログを書く元気があるかどうか分かりませんけど、毎日ではなくても書ければいいなぁ。色々やり始めて中途半端になってしまう悪い癖がありますから。


あと、薬の減り方も書いていきたい。
今は朝2錠・昼1錠・夜2と4分の1錠・寝る前3錠と複数の薬を組み合わせて飲んでますが、これがどういう減り方していくのかとか。


この先どうなっていくのか自分でも分かりませんが、決してネガティブには考えません。きっと会社に行き始める事で症状も落ち着いてきて、良くなるはずです。
私、誕生日がきてこの年1年は絶好調な年なので!横浜中華街でそう言われたんで笑
※ちなみに「この年に心を病みます」と見事に当てられました。恐ろし!



さぁ。復職まであと3日。どう過ごそうか。



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ウツ闘病中の金銭的不安

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色んな要因が患者を追い込むウツ病。
私の場合は「働いていない事」が本当に辛く、かといって会社に行ける状態じゃないのでその狭間でとても苦しい思いをしました。


5か月経った今、「働きもせず毎日好きな時間まで寝て、ご飯食べたらまた寝て」という生活をしていますが、罪悪感は1ミリもありません笑 あぁ、一生こんな生活が続けばいいのになぁくらいに思っています笑 少しだけ、「働きたいな」とも思いますけど。本来の自分(楽して暮らしたい)が戻ってきているんだなと思い非常に嬉しいです。



さて、「働いてない」=「収入がない」訳ですから、私は毎日お金の心配をしていました。休み始めたのが5月末頃からで、6月付でボーナスと給与が振り込まれ、6月分については有給消化のため満額の給与が7月付で振り込まれます。家賃も払えるし、食事は全て母が用意してくれていたので自分の出費はなく、しばらく何も問題ないように思えますが「お金がなくなる・・働いてないもん・・・お金ないよ・・家賃も払えない・・病院のお金も払えないよ・・」とシクシク泣いていたことが多々あります。
父から「ほら、前に預かっていたU2の口座にお金入れてるって言っただろ?こんなに貯まってるんだぞ?これ渡しておくから、大丈夫だから」と、すごい額が入ったの預金口座をもらっても「でもこれ私使っちゃダメなんだもん・・・私のお金じゃないもん・・・」と泣き続けました。実際、前の会社を辞めた際の退職金もマルっと残っているのでお金は全然あるんです、あるんですけど、それは絶対に手を付けないと決めているお金なので、使えるお金がない意識なんでしょうね。
  


そこで利用するのは「傷病手当金」になるわけですが、母が会社の担当者から申請書をもらってきてくれましたが、いかんせん書き方が分からない。でもやらないとお金がない。でも会社担当者にアレコレ聞きたくない・・・。と思い、協会けんぽへ行き書き方を聞きました。親切に教えていただき、ずーーーっと不安で不安で仕方なかった事が解消されたような気がして、とても心が晴れたのを覚えています。会社に提出するとすぐに対応してくれたようで、10日ほどで口座に入金があったので大変助かりました。
 


もう一つは「自立支援医療制度」。特定の病院で3割負担の所が1割負担になる制度です。実は7月末に申請したい旨主治医に伝えましたが「長期間かかりそうな人の制度だから…まだ診断書書けないなぁ」と断られています。その時はかなり落ち込みました。逆に考えれば「私は長期間かかりそうじゃないってこと?やったぁ!」となるのかもしれませんけど、「お金ない・・・お金ない・・・」の状態だったので8月に入ってすぐの診察で泣きながらもう一度お願いし、なんとか書いてもらいました。(本日10月24日に受給者証が届き、遡っていくらか返金となりました)


ウツの症状である貧困妄想とはちょっと違うのかなぁ…だいぶ軽度だったのかなぁ…と思いますが、仕事に行けない人にとって「金銭的な不安」は相当なものですよね。
結局私は9月から両親と一緒に暮らす事を選択し、今は家賃も水道光熱費も食費も何も払っていません。自分の携帯料金を払ってるくらいでしょうか。


いい歳をして親に甘えて何をやってるんだ!と、昔の私なら思います。というか、今も少なからずそういう気持ちはあります。それを両親にも伝えました。でも、「病気が治ったらその時色々考えたらいい。今は甘える時。昔から一人でなんでも出来る子だったけど、今は出来ないし、する必要ない。それを自分で受け入れて、親に甘えて、病気を治す事だけを考えよう」と言ってもらえました。



こうして私の金銭的な不安は消えました。
私はとても恵まれた環境にいたと思います。例えば実家がない、親に頼れない、貯蓄もないという人はきっとたくさんいて、傷病手当金から家賃を払い残りのお金で病院代や食費を賄いカツカツの闘病生活をしている人いますよね。金銭的不安から症状が悪化したり改善がみえなかったりするんじゃないでしょうか。そういう方たちが安心して闘病生活が送れるよう、使える制度の案内が病院で必ずあればいいなぁと思うし、申請書ももっと簡素にして欲しいし、色々思う事がありました。



病気自体も当事者になってみて初めて分かる事ばかりですが、制度についてもそうですよね。闘病中に「心理カウンセラーになりたいな」とか「社会保険労務士なりたいな」と思って「なる方法」で検索したりしてたんですけど、一旦は元の会社に戻ります。


でも、同じ病気で苦しんでいる人たちの力になりたい。こんな私でも何かサポートできることがあれば・・・って本当に思うんですよね。




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