ある日突然ウツになりました

社会人11年目で突然うつ病になったOLの闘病記

ウツ闘病中の金銭的不安

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色んな要因が患者を追い込むウツ病。
私の場合は「働いていない事」が本当に辛く、かといって会社に行ける状態じゃないのでその狭間でとても苦しい思いをしました。


5か月経った今、「働きもせず毎日好きな時間まで寝て、ご飯食べたらまた寝て」という生活をしていますが、罪悪感は1ミリもありません笑 あぁ、一生こんな生活が続けばいいのになぁくらいに思っています笑 少しだけ、「働きたいな」とも思いますけど。本来の自分(楽して暮らしたい)が戻ってきているんだなと思い非常に嬉しいです。



さて、「働いてない」=「収入がない」訳ですから、私は毎日お金の心配をしていました。休み始めたのが5月末頃からで、6月付でボーナスと給与が振り込まれ、6月分については有給消化のため満額の給与が7月付で振り込まれます。家賃も払えるし、食事は全て母が用意してくれていたので自分の出費はなく、しばらく何も問題ないように思えますが「お金がなくなる・・働いてないもん・・・お金ないよ・・家賃も払えない・・病院のお金も払えないよ・・」とシクシク泣いていたことが多々あります。
父から「ほら、前に預かっていたU2の口座にお金入れてるって言っただろ?こんなに貯まってるんだぞ?これ渡しておくから、大丈夫だから」と、すごい額が入ったの預金口座をもらっても「でもこれ私使っちゃダメなんだもん・・・私のお金じゃないもん・・・」と泣き続けました。実際、前の会社を辞めた際の退職金もマルっと残っているのでお金は全然あるんです、あるんですけど、それは絶対に手を付けないと決めているお金なので、使えるお金がない意識なんでしょうね。
  


そこで利用するのは「傷病手当金」になるわけですが、母が会社の担当者から申請書をもらってきてくれましたが、いかんせん書き方が分からない。でもやらないとお金がない。でも会社担当者にアレコレ聞きたくない・・・。と思い、協会けんぽへ行き書き方を聞きました。親切に教えていただき、ずーーーっと不安で不安で仕方なかった事が解消されたような気がして、とても心が晴れたのを覚えています。会社に提出するとすぐに対応してくれたようで、10日ほどで口座に入金があったので大変助かりました。
 


もう一つは「自立支援医療制度」。特定の病院で3割負担の所が1割負担になる制度です。実は7月末に申請したい旨主治医に伝えましたが「長期間かかりそうな人の制度だから…まだ診断書書けないなぁ」と断られています。その時はかなり落ち込みました。逆に考えれば「私は長期間かかりそうじゃないってこと?やったぁ!」となるのかもしれませんけど、「お金ない・・・お金ない・・・」の状態だったので8月に入ってすぐの診察で泣きながらもう一度お願いし、なんとか書いてもらいました。(本日10月24日に受給者証が届き、遡っていくらか返金となりました)


ウツの症状である貧困妄想とはちょっと違うのかなぁ…だいぶ軽度だったのかなぁ…と思いますが、仕事に行けない人にとって「金銭的な不安」は相当なものですよね。
結局私は9月から両親と一緒に暮らす事を選択し、今は家賃も水道光熱費も食費も何も払っていません。自分の携帯料金を払ってるくらいでしょうか。


いい歳をして親に甘えて何をやってるんだ!と、昔の私なら思います。というか、今も少なからずそういう気持ちはあります。それを両親にも伝えました。でも、「病気が治ったらその時色々考えたらいい。今は甘える時。昔から一人でなんでも出来る子だったけど、今は出来ないし、する必要ない。それを自分で受け入れて、親に甘えて、病気を治す事だけを考えよう」と言ってもらえました。



こうして私の金銭的な不安は消えました。
私はとても恵まれた環境にいたと思います。例えば実家がない、親に頼れない、貯蓄もないという人はきっとたくさんいて、傷病手当金から家賃を払い残りのお金で病院代や食費を賄いカツカツの闘病生活をしている人いますよね。金銭的不安から症状が悪化したり改善がみえなかったりするんじゃないでしょうか。そういう方たちが安心して闘病生活が送れるよう、使える制度の案内が病院で必ずあればいいなぁと思うし、申請書ももっと簡素にして欲しいし、色々思う事がありました。



病気自体も当事者になってみて初めて分かる事ばかりですが、制度についてもそうですよね。闘病中に「心理カウンセラーになりたいな」とか「社会保険労務士なりたいな」と思って「なる方法」で検索したりしてたんですけど、一旦は元の会社に戻ります。


でも、同じ病気で苦しんでいる人たちの力になりたい。こんな私でも何かサポートできることがあれば・・・って本当に思うんですよね。




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